精神障害者が幸せに生きようとするとき、あまりにその場が少ないことに、我々は愕然とします。その為の「器」が必要になってくるのではないか、と考え、この会は発足しました。
今あらゆる面で変革期なのだろうと思われます。少しずつではありますが、精神障害者の社会進出が出始め、状況はわずかながらでも変わろうとしつつあります。家族丸抱えの形ではなく、家族の援助も受けながらの、当事者の主体的な活動が求められる時である、と思われます。この時に我々は自らの人生を自らで決める、そのために必要なことをあらゆるソースを使いながら、自らで助け合う、これが必要になってくるのではないか、と考えます。また、病気の回復や症状の改善、これも必要になってくると思われます。医療や福祉の援助も受けながら、また、あらゆる文化的、社会的資源も使いながら、自らの足で立っていこうではありませんか。
率直に状況を見るに、まだまだ立ち遅れた分野であると思います。進めていかねばなりません。皆であらゆる知恵を出し合い自立し、自律してゆく、こうした理念を持ち、この会を運営していこうと考えています。
​精神障害者の地位向上を目指します。道は険しいのかもしれませんが、できることを一つずつやっていきませんか。声を上げていきましょう。